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Webいきがい
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Webいきがい3月号(2025年)
発行 一般財団法人健康・生きがい開発財団
【3月号の内容】
1. Ikigai Information
◆シニア就労について(日経MJ 2025年2月23日記事より)
外食産業でシニア就労が伸びている!
◆健康寿命についての最新報告(2025年2月号)の追加情報
◆健康生きがいづくりアドバイザー認定研修について
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1. Ikigai Information
◆シニア就労について(日経MJ 2025年2月23日記事より)
外食産業でシニア就労が伸びている!
マック職場にシニア8500人、スタバシニアスタッフによる早朝イベントの企画も盛況
日本マクドナルドやスターバックスコーヒージャパンはアルバイトの年齢上限がなく、
マックでは65歳以上のクルーは8536人(24年末)でアルバイト全体の約2%を占める。
マクドナルドでは調理や商品提供、接客、清掃などの業務を細分化。
クルーは「ポテトを揚げる」「肉のパティを焼く」「包装」「会計」「車の誘導」など、単一の
業務に専念。細分化により「業務内容がシンプルでわかりやすい」とシニアも働きやすい
仕事が生まれる。
「毎朝、厨房の床掃除に専念して帰るシニアもいた。
全部の仕事ができて一人前ではなく、能力を組み合わせて店を運営する考えが大切だ」
とのことだ。
スターバックスコーヒーカインズ館山店(千葉県館山市)では、毎月1回、早朝イベントの
ラジオ体操を開催。
その日は通常よりも開店を1時間早めると、イベント参加者(住民)で満席状態とのことだ。
この早朝イベントは元市役所に勤務していたシニアスタッフが店長と一緒に企画したもの。
役所時代の人脈や口コミにより、多い日には90人以上も集まるという。
地元の医師が参加するようになり、健康相談が始まることもあるそうで、地域密着の好事例
として、全国のスタバ約70店がこの早朝イベントを導入しているという。
スターバックスでは、業務の複雑さを理由に応募をためらうシニアがいたことから16年に
業務を限定した「カフェアテンダント制度」を導入したことが多様な採用につながっている。
一方で、海外では、日本マクドナルドのシニア雇用の事例発表に対し「なぜ生産性の低い
人を雇うのか?」との疑問が出るそうだ。
それに対し人事部長は「日本で若者が減る将来を考えると率先し、誰でも働きやすい職場
にしないといけない」と考えている。
リクルートによる高齢者の就労意向の調査(23年)では、70歳以降の就労意向は75%に
のぼる。一方で、企業側は約7割がシニア採用に積極的ではない。
すでに超高齢社会となった日本において、いわゆる「シニア就労」が今後どのように受け入れ
られていくのか、進展していくのか、興味深いところである。
◆健康寿命についての最新報告(2025年2月号)の追加情報
前回のWebいきがいでお知らせした平均寿命とは「0歳における平均余命」。
また健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」でした。
それに加え、秋山弘子氏(東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)未来ビジョンセンター客員
教授)が考案した「貢献寿命」という概念があります。
これは、「社会とつながり役割を持って生きる、収入を伴う仕事に限らず些細なことでもありがとう
と感謝される」期間といえるでしょう。
貢献寿命の延伸に向けた取組みのプロジェクト(長寿科学研究等支援事業)も始まっています。
「健康寿命」について、またプロジェクトについては、(公財)長寿科学振興財団HPをご参照ください。
健康長寿ネット記事:
https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/koreisha-shuro-shakaisanka/kokenjumyo-enshin.html
長寿科学研究等支援事業:
https://www.tyojyu.or.jp/zaidan/about-jigyo/koueki1/kokenjumyoenshinchosen-GBER.html
★健康生きがいづくりアドバイザー認定研修について
○オンライン開催 2025年 4月12日(土) 9:50~17:00
○オンライン開催 2025年 6月14日(土) 9:50~17:00
○オンライン開催 2025年 8月 9日(土) 9:50~17:00
○オンライン開催 2025年10月11日(土) 9:50~17:00
○オンライン開催 2025年12月13日(土) 9:50~17:00
※上記、開催会場での認定研修をぜひお薦め下さい。
詳細は、財団HPの下記ページの後半部分をご覧ください。
https://ikigai-zaidan.or.jp/course/2014