生きがい情報士通信7

いきがいを求めるときの穴場を教えようか

会長 神山五郎

日本健康運動指導士会 会長 神山五郎

「人まさに死なんとするとき、その言やよし」この一文に生きがいの源泉が隠されている。以下、その理由を述べてみよう。人は学び、功をあげ、名をなし、後継者を選び、そして悠々と人生を終わる。

遂に死が近づいたときに何がおこるか?

波乱の人生をわたるのに一番役にたった、だが誰にも話さなかった秘訣(know how)を誰かに伝えたくなるのである。それはなぜか?死の近づくまでは、秘訣を言ってしまえば、事業の領域にしろ、学問の分野にしろ、さらに芸術の世界ではより頻繁に、自分の地位を脅かされる危険がある。よって、どんなに親しい人(家族・弟子)にもそれを死守してきている。だが、そのような秘中の秘をいまはの際には(あるいは、ボケルまえには)不思議に言い残したくなる。

それを聞ける人は幸せである。しかし、それはその時身辺に、秘訣を聞いてその意味がわかるような人がいてくれればの話である。むしろ、そのような運のよい場合は少ない。かくて、文化伝承の中で完熟したもっとも貴重な秘訣が、語られたとしても空しく消えて行く。

では、どうすれば?本物の人生をおくってきた人、貴重な体験をたまたま身につけた人、例えば、戦前のエリート教育とともに戦後のエリート教育をも奇跡的にうけられた人々などを、その行動・経歴などから探しだすことが第ー歩。次に、その人々から教えを受ける工夫をする。戦前の教育は戦争の末期には学徒動員などの名称のもと工場などに派遣され、実質的には途絶えていた。その時代に、教養と言えるような分野までも含めたエリート教育が行われていたのが、軍関係の幹部養成学校なのである。それを受けられたのが陸軍では将校生徒、海軍では海軍生徒といった人々であった。

それら生徒の多くは、卒業直後に士官候補生として前線に赴き、ほどなく少尉に任官し、青年士官として部下を率い、乱戦の中における使命達成の在り方を身をもって学んだ。戦後は,正規軍人(現役軍人)への手当などは全くなく、路頭に迷う自分と家族を支えつつ、寸暇を惜しんで再度、次元の全く異なる大学なるところで学び、社会に再出発した。その社会もかっての軍隊なるものとは大きく異なっていた。

類似な若干の例外はある。それは海軍の予備学生制度の出身者である。彼らの多くは大学卒業直後より、予備士官として勤務し、戦後は公職追放にかからず、各界で活躍できた。これらのかたがたからも学ぶべきである。陸軍にも甲種幹部候補生制度があり、その制度を経て予備役将校となった人々も戦後活躍された。

以上のような頭脳をもった人々は、残念ながら現在76歳以上であり、すでにyoung uld年代を過ぎ、まだ86歳以上のuld uld年代ではないものの、まさにuld年代のさなかにいる。日本人の平均寿命から推測すると、彼らに残された健康寿命はそう長くない。後輩が学ぶのなら、今がチャンスである。

さて、それらの先輩にどのように接近すればよいか?当然その好むところからである。先輩がたには軍歌・校歌・寮歌・「歌声喫茶」の歌曲などに親しい人が多い。しかし、それらの歌を家でうたうことには、息子・娘が反対し、ましてその貴重な体験を家族は聞こうともしない。先輩の好む歌曲をその経歴から推定し、その一番だけでもよいから歌詞を覚え、歌えるように準備しておけば、アクセスできるチャンスは無限である。

高齢者施設には常勤の介護職員がいる。しかし職員には高齢者の話しを落ち着いて聞いているだけの余裕(時間)はない。したがって、多くの施設では入所者の話を積極的に聴いてくれるボランティアを歓迎している。ここに道があり、門戸がある。

冒頭の「人まさに死なんとするとき、その言やよし」の意味の一部がお解りいただけたかな?

情報士訪問第7回「看護を通じて生きがい情報を伝える事が、私の役割だと思っています」

生きがい情報士が社会で活躍する姿を取材してお届けするシリーズ第7回は、都内の高野病院に勤務される看護師の加藤清子さんをお訪ねしました。

加藤清子

●毎年、複数の学科で優秀な人材を輩出している東京衛生学園専門学校。中でもとびきりのお薦め情報士をご紹介下さると聞いて期待は高まるばかり!そして.ふんわりとした優しい空気の中、飾りの無い、温かい、期待以上のお話が聞けたのでした。

●現在の仕事内容を詳しく教えてください。

療養型病床群という病棟に勤務しています。仕事は主に脳血管障害で長期療養なさっている方のお世話が中心になります。

●仕事をしていて良かったと思うのはどんな時ですか?

患者様の多くは長期療養が必要で全介助を要する方が殆どですから、時がゆったりと流れているように見える職場です。看護師の中にはやりがいを見出せない人もいるようですが、私にとっては心から嬉しいと思えることが多いです。例えば。。。ほんの僅かでも患者様に嬉しい変化が見られると嬉しくてついご家族にお伝えしてしまいます。するとご家族の方の声かけや面会の頻度にも嬉しい変化が起こります。それがさらに患者様の反応や表情に嬉しい変化をもたらします。そういう喜びの現場に同席出来るんですから素敵な仕事だと思いませんか?

●何故、看護師になりたいと思ったのですか?

病弱だった母が看護婦さんの仕事に憧れていたので、その影響が大ですね。きっかけを作ってくれた母は早くに亡くしましたが、思春期を「祖父母と叔父叔母と従兄弟3人に妹と私」という大家族の中で過ごしました。看護師としての適性が私にあるとすれば、形成されたのは「5人きょうだい」のように育ててもらったこの時期だと思います。言葉に出せない思いを汲み取ってくれる人の存在がどれだけ淋しさからの救いとなるか。その思いこそが私の行動の基本になっています。そして、夢の後押しをしてくれたのも、今も支え続けてくれているのもこの家族です。

●学校生活で一番印象に残っていることは何ですか?

臨床実習の時に担任の先生から受けた熱心な指導のおかげで、その後の看護観が大きく変わりました。ひとりの看護師だけでひとりの患者様を看ることはできないが、看護師一人一人が患者様にとっては闘病生活という環境の中の大切な一要素である。言動ひとつで、患者様の病を回復に導くことも症状の悪化に導くこともある。という当たり前だけど忘れがちなことです。学校の先生は担任をはじめ、ずばずば物を言われる方が多く最初は苦手でした。でも、熱心に一人一人の学生と向き合う姿勢がそうさせているのだとすぐにわかりました。いっときの感情ではなく、理由があって怒られるのであれば素直に聴けるし、学び取ろうという姿勢ができる。自分のために本気で怒って泣いてくれた先生方のおかげで自分を変えることができました。

●働きながらの勉強はかなりキツかったのではないですか?

いいえ。仕事と勉強を両立させる生活は、人間としての自分を見つめ直すいい機会になりました。それまで気づかなかったけれど、何事に対しても受身で生きてきた私がいて、たくさんある援助方法の中からまず思いつくものだけを選んでいたんですね。そんな私が、患者様やその場の状況によって、場合によってだけでなく、周りにいる他のスタッフの動きによっても援助方法をいろいろ考えるようになりました。当たり前のことかもしれませんが、私にとっては大きな進歩でした。

●その上、生きがい情報士の資格にまで挑戦したわけは?

生きがい情報士は、資格というより社会生活にどうしても必要な専門分野「生きがい情報」を伝える人だと思ったからです。私はそれを看護という職を通して伝えていきたいと思いました。

●生きがい情報士の授業で、現在役に立っていることはありますか?

今目の前にいる人に何をしてあげられるかをいつも考える姿勢と、それを実行するための知識と技術を学ぶことができました。看護師のカリキュラムにはなかった「コンピュータ技術」「イベント技術」「経済金融相談」などの科目を、もっと具体的に仕事に生かせるように努力して行きたいです。また、生活人としてプラスになる知識も多いので、今後はさらにもっともっと勉強していきたいと思っています。

●生きがい情報士として今後の抱負のようなものはありますか?

苦手だったパソコンとも仲良く付き合えるようになったので、インフォメーションデスクを見るだけでなく活用したいです。あと、勉強会や研究会に参加したいと思います。色々な形で情報士の皆さんの活動を知ることは、前向きに仕事に取り組む原動力になると思います。今回このような機会を頂きまして、ありがとうございました。

●加藤さんの周りには自然とあたたかな人が集まり、そこからまた幸せの輪が広がって行くようです。ご家族はもちろん、母校の先生方、高野病院の院長先生ご夫妻、たくさんの患者さんとそのご家族。。。お話しに出てくる一人ひとりの方への感謝と慈愛に満ちた瞳の奥に、この道へと導いてくれたお母さんの優しいまなざしを見る気がしました。

財団認定登録講師紹介

今一番講義依頼の多い人気者、岩佐先生。一週間びっちりの講義スケジュールに家業の「あんこあられ(※1)」はてんてこ舞い。「難しいはずの科目が面白い」「就職活動にも役立つ内容がいっぱい」と受講生が口を揃える講義の秘密はどこにあるのでしょう?

「ハデな事は苦手」とのことでご登場いただくのに苦労しましたが、学校・受講生への徹底聞き込み、講義へのぶっちぎり潜入ルポ、ご本人への強制取材の3本立てで、その魅力の秘密に迫ります。

※1:力士御用達の両国「国技堂」でしか手に入らない高級菓子。小錦の「おきにいり」として度々TVに登場。先生は創業者のご子息であらせられます。

岩佐浩之講師

徹底聞き込み

証言1

介護福祉士を目指すMさん「経験を例に挙げてわかり易く話してくれるので、教科書の内容が身近に感じられるし、生きた知識として身に付きます。」

証言2

社会福祉士を養成するR先生「他の授業とかなり毛色が違うのですが、それにしても面白すぎる経済学講座に、竹中平蔵危うし!と思いました。」

証言3

美容師を目指すYくん「とにかく、先生自身が人生を楽しんでいらっしゃる様子がうらやましくて、歳をとるのも悪くないような気がしてきています。」

証言4

幼児教育の専門家F先生「就労の講義でのリアルな話に、就職活動に早く取り組む学生が増えました。」

証言5

企業の管理職を目指すKさん「生きていくためにとても大切なのに、誰に聞いたらいいのかわからないっていうこと多いですよね。情報源って大切だなあ、と実感しています。私にとっては岩佐先生が最大の歩く情報源です。」

潜入ルポ

潜入ルポ

今回は経済金融相談の講義に潜り込みました。よくありがちな「このくらいわかるでしょう質問(※2)」や「どうせわからないだろう説明(※3)」のない講義なのが印象的でした。あと、「どんどん書くからついてこいよ板書(※4)」や「ここに書いてあるだろ教科書まる読み(※5)」の手法も使われておらず、「関係ないねー」になりがちなテーマを、学生が「これは役立つぞー」と思って真剣に聞けるストーリーに仕上げている。その辺が魅力なのでしょうね。事前のご準備を思うと睡眠時間が心配です。

※2:自分が知っていることを他人も知っていて当たり前のように質問して、わからないとキレるが、逆につっこむと本人もよくわかっていなかったりする。
※3:自分の説明が下手なことを棚にあげて、どんなに説明しても君達にはどうせわからないだろうから好きなように喋らせていただくわ、的な講義方法。
※4:自分もわからないので当然うまく伝えられないし図式化もできないので、いっそのことぜーんぶ板書しちゃいましょうという大胆な講義の仕方。
※5:説明の必要もないくらい一般的な講義の方法。自分で読むだけまだマシか?

強制取材

強制取材

私が学校教育に関わる前は、12年間企業の人材採用・教育にたずさわってきました。その中でいつも感じていたことは、もう少し学校で社会のことを学べていたらもっと早い段階で伸びるのにな.と言うことでした。

この資格は、経済金融・健康・就労・イベント・ライフプラン・援助技術等様々な科目をバランスよく学べます。生きがい情報士を通して自分の経験や知識を学生に伝えることの面白さに今は夢中です。

21世紀は高齢期においても保護されるのではなく誰もが生きがいを持ち、できる限り健康で心身が自立した生活を送れる社会になってほしいと思います。そのために必要な情報を、求める人に求められる形で提供できる若者を一人でも多く育てていきたいと考えています。

講義の前後も、学生と過ごす時間を何より大切にしています。又、講師同士で連絡を密に取り合い、新鮮かつユニークで革新的な情報を提供し合い、一コマ一コマの授業に役立たせております。

今後も、将来を担う若者の可能性を広げ伸ばせるような授業を目指して汗をかいていきたいと思っています。

(実際、この日もシャレにならないくらい汗をかいていらっしゃいました!)

指定養成校、北から南から

指定養成校での実践をご紹介します。

神奈川情報通信専門学校

◆学校紹介

神奈川情報通信専門学校

神奈川県平塚市にある本校は、昭和61年当時ではまだ珍しい情報処理技術者を育てるための専門学校として創立されました。平成9年、新たに福祉マネジメントビジネスコース(現:情報福祉ビジネスコース)が設立され、コンピュータの専門学校という特色を活かしたカリキュラムを導入しております。

神奈川情報通信専門学校

本校では、希望者全員にホームヘルパー2級が取得できるほかに、来年度からは希望者全員にホームヘルパー1級取得ができるプログラムも準備しています。同時に介護請求等のコンピュータ業務の実践的なカリキュラムを導入し、「コンピュータを扱える」福祉人材を育てております。

◆学校長挨拶

学校長 神倉正

学校長 神倉正

現代社会を表すキーワードに少子・高齢化と情報化がある。少子・高齢化がもたらす介護や医療費問題は、介護保険法の制定や医療費の値上げをもたらした。加えて、高齢者として、いかに生きるかという未だ解決しがたい心の問題も横たわっている。小さな幸福を求めての核家族化は、高齢者の孤立化を招いた。更に、長年にわたる勤務から来る精神的・肉体的疲弊は累積され退職後は空虚観のみが己を支配するということさえあり、加齢と共にそれは増幅する。つまり、そこには高齢者への精神的支柱の確立を如何に成すべきかと言う命題が横たわっている。これは、高齢者自身が生きがいを求め、自立する自画像を画くことである。

もう一つのキーワードである情報化は、情報技術が製造技術と融合し情報工業が生まれ、従来の製造工程が大きく変化するなど、かつて到達したことのない高度な世界を実現しつつある。一般家庭の中にもパソコンとして入り込み、我々も情報化の恩恵を受けている。その一例としてのインターネットは、共通の趣味を持つもの同士の交流として、私達に新たな視野を広げ人生に生きる意欲を沸き立たせる。パソコン活用は、ほんの僅かな知識と訓練で高齢者でも十分活用できる分野である。福祉社会が実現しつつある昨今、本校では情報福祉コースを設置し、ホームヘルパー1級資格取得とともに高齢者へのパソコン支援技術を体得し、高齢者の生きがいづくりに貢献できる「生きがい情報士」を育成しているところである。

◆生きがい情報士を学んで

情報処理学科 小口勝宏

情報処理学科 小口勝宏

私は入学当初、生きがい情報士について知識もなければ資格自体も知りませんでした。しかし学習していくことで現在の高齢者の方々にのしかかる不安や悩みの多さ、そしてそれに対して少しでも支援していこうとする機関について知りました。これは高齢社会に置かれている私たちにとって非常に大切な勉強であり、資格だけにとどまらず活用していく事で少しでも高齢者の方々の力になれればと感じました。将来福祉施設で働きたいと希望する私にとって非常に勉強になりましたし、私の父母の不安や悩み、自分が高齢者となった時にも役立つと思いました。この資格を将来大勢の人に役立てたいと思っています。

情報処理学科 合谷初美

情報処理学科 合谷初美

生きがい情報士が他の福祉の授業と違うところは、コンピュータを活用するところです。その点については、情報通信の学校ということで戸惑いはありませんでしたが、学習していくうちに、悩みや不安を抱えている中高齢者の方がたくさんいるという事を知り、相手の立場に立って、一緒に考えながら利用者さんの求めている生きがいを見つけていくことの大切さを学びました。

世間には、まだ知れ渡っていない資格かもしれませんが、これからの社会に必ず役立つ仕事だと思います。人生は一度きり、やはり満足した一生を送りたいものです。

本校では情報処理学科と情報OA学科の学生が生きがい情報士を学んでいます。福祉を学ぶ大切さ大変さを知る中でコンピュータの専門学校にも拘らず、就職先に福祉の現場を志す者もおり、実際多くの学生が福祉施設に就職を決めています。これから生きがい情報士を目指す皆さんも意欲を持って学習に励んでください。

13年度資格審査試験の報告

平成13年度資格審査試験が平成14年1月19日に全国の指定養成校で実施されました。1,205名が受験して、1,004名の方々がめでたく合格しました。

合格率は83.32%です。(平成12年度は1,596名受験、1,333名合格、合格率83.52%)3月末に養成校を卒業して認定登録されたみなさんが、4月からは様々な活躍の場へと飛び立って行きました。

学校学科別合格者数一覧

北海道ハイテクノロジー専門学校保育福祉科 14名
青森中央短期大学幼児教育学科専攻科福祉専攻 11名
弘前ホスピタリティーアカデミー介護福祉科 67名
八戸社会福祉専門学校介護福祉科 45名
アレン国際短期大学英語英文科 3名
仙台福祉専門学校行政福祉学科 4名
仙台福祉専門学校情報福祉学科 4名
ジェイク国際ビジネス専門学校社会福祉本科 14名
筑波研究学園専門学校福祉ビジネス学科 11名
両毛医療福祉専門学校ケアサービス学科 4名
埼玉福祉専門学校社会福祉科 62名
江戸川大学総合福祉専門学校医療管理福祉科 31名
白梅学園短期大学福祉援助学科 3名
東京医薬専門学校健康栄養科学科 2名
東京医薬専門学校医療秘書科 106名
東京福祉専門学校介護福祉科 128名
東京福祉専門学校社会福祉科 72名
東京福祉専門学校健康福祉科 4名
東京福祉専門学校医療福祉科 74名
東京スポーツ・レクリエーション専門学校スポーツヘルス科 5名
東京衛生学園専門学校総合医療ケア学科 24名
豊島医療秘書福祉専門学校社会福祉事務学科 1名
日本福祉教育専門学校健康福祉学科 8名
ベルエポック美容専門学校美容師科 6名
ベルエポック美容専門学校トータルビューティ科 1名
神奈川情報通信専門学校情報OA学科 1名
神奈川情報通信専門学校情報処理学科 16名
新潟ビジネス専門学校国際福祉学科 5名
豊田学園医療福祉専門学校第一介護福祉学科 1名
慈恵福祉専門学校介護福祉科 6名
名古屋法律経済専門学校福祉ビジネス科 8名
聖泉短期大学情報社会学科 4名
神戸医療福祉専門学校中央校介護福祉士科 37名
和歌山社会福祉専門学校介護福祉科 33名
旭川荘厚生専門学院介護福祉科 20名
旭川荘厚生専門学院福祉研究科 2名
瀬戸内短期大学養護教育学科 23名
愛媛医療福祉専門学校社会福祉科 28名
近畿大学九州短期大学生活福祉情報科 2名
北九州保育福祉専門学校介護福祉科 4名
佐賀短期大学生活福祉学科 5名
鹿児島医療技術専門学校社会福祉科 38名
鹿児島ハイテク専門学校医療福祉秘書科 59名
国際電子ビジネス専門学校医療福祉ビジネス科 8名

資格審査委員会から

指定養成校を会場として全国で一斉に実施するという試験システムのあり方も、試験会場となる学校数が増えるに連れて見直す必要が出て参りました。資格審査試験実施4年目を迎える今年度は、養成校にとって、受験者にとって、より受験しやすくより公正な試験制度を構築していく良い機会かと思われます。詳しいことは決定次第広報してまいりますが、本年度は以下3点の改正を予定しております。

  • これまで受験申込書とともに配付してきた模擬試験を、養成校での受験対策指導により役立つ「傾向と対策」的な問題集に替えて、希望者に実費販売する。
  • 演習問題の出題方法を大きく変える。
  • 試験日に試験委員が指定校に伺い、試験実施に立ち会わせていただく。

当資格制度の発展のために主旨をご理解のうえ、ご協力賜りますようよろしくお願い致します。

14年度の資格支援事業

研究会活動や年に一度の研究集会、そして13年度からはインフォメーションデスクを通しての交流も加わり、生きがい情報士の命でもあるネットワークの輪は広がりつつあります。そして、認定者数2,136名で迎えた平成14年度は、養成5年目という節目の年です。そこで、資格を持って様々なフィールドで活躍するみなさんにすぐに役立つものを、ということで、以前からご要望の多かった勉強会を始めることに致しました。詳細は、今年の2月にみなさまから頂いたアンケートの結果をもとに企画中です。今年は8月と11月に行なうこの勉強会と、例年通り3月に行なう研究集会を核にして資格支援事業のスケジュ-ルを組みました。隔月で実施している健康生きがいづくり支援活動研究会(巻末ページ参照)も是非ご活用ください。都合が合わずに出席できない人にも様々な形でフィードバックしていきたいと考えています。

勉強会アンケートの集計結果

①テーマはどのようなものがいいですか?

テーマはどのようなものがいいですか?

②頻度はどのくらいが適当だと思いますか?

頻度はどのくらいが適当だと思いますか?

③週のいつ頃なら参加しやすいですか?

週のいつ頃なら参加しやすいですか?

④一回あたりの時間はどのくらいが適当だと思いますか?

一回あたりの時間はどのくらいが適当だと思いますか?

⑤どこで開催するのが望ましいですか?

どこで開催するのが望ましいですか?

認定者支援年間スケジュール

時期 実施内容(イベント・情報提供等) 手段 対象者
4月 認定登録カード&新年度CD-ROM発送・
インフォメーションデスクID番号発行
郵便 新認定者・更新者

(新年度CD-ROMは登録者全員)

5月 HP一周年ネットイベント開始 HP 全員
7月 通信7号・支援活動案内の発送 郵便 全員
8/24 認定登録者勉強会①開催 イベント 全員
8/24 生きがい情報研究会①開催 イベント 全員
8/27 支援研究会「健康日本21とアドバイザー」 イベント 参加申込者
10/29 支援研究会「多様化するライフプラン」 イベント 参加申込者
11月 通信8号・登録更新案内・アンケートの発送 郵便 全員
11/30 認定登録者勉強会②開催 イベント 全員
11/30 生きがい情報研究会②開催 イベント 全員
12月 支援研究会 イベント 参加申込者
2月 支援研究会 イベント 参加申込者
3/1 研究集会開催 イベント 全員
4月 通信9号・本年度年間スケジュールの発送 郵便 全員

生きがい情報士 Information Desk

Information Deskで提供している、基本情報が更新されています。キーパーソン情報も、サービスを始めました。

今回は、サービス開始一周年を記念して開催している、ネットイベントについてご紹介します。一周年ネットイベント会場は、情報士や講師そして事務局関係者が、バーチャルに集うアリーナです。

全国各地の皆様から投稿をいただいたものを掲載しています。写真メッセージ、「私の生きがい」、ショートエッセイ等など、とバラエティーに富んだ内容となっています。その中から一つご紹介いたします。

お世話になっております。

一周年おめでとうございます。ということで、私のような者であつかましいと存じますが、ひとこと。

生きていると実感できる瞬間

  • 仕事あとのビールを飲む瞬間
  • 子どもの寝顔を覗くとき
  • パートナーに「ごみ出してきて」といわれた瞬間
  • 街で美男・美女を見たとき(つい、よだれが)
  • おなかが痛くなったとき
  • 昼間こっそり職場を抜け出し、温泉または銭湯に行きお湯につかったとき

(上記は、一瞬ではいいのかもしれませんが、これが習慣になってしまうと生活に何らかの支障をきたす恐れがあります。くれぐれも、やりすぎに注意しましょう。)

ちょっとした単発の息抜きと長期的な息抜きの違いは、前者が人のいたずら心をくすぐる砂糖のようなもの、後者は自分の時間を贅沢に使えて自分に精力・活気を与えてくれるものといえるでしょう。何がいいたいのかを端的に申しますと、長期的な息抜きというものが「生きがい」として人びとの生活の中にすんなりと入り込めるのであって、上記のような単発のほっとする瞬間だけでは「生きがい」として持続できないということです。(う~ん、深い!)

哲学的・科学的根拠もないまま、ずらずらと書いてしまいましたが、「生きがい」というものはそんな感じかなと思う今日この頃です。

余談ではありますが、上記の6番目の「お風呂」はお勧めです。是非、試してみてください。[佐賀短期大学大宅顕一朗]

健康生きがいづくり支援活動研究会へのお誘い

健康・生きがい開発財団では平成4年より標記の研究会を実施して、先輩資格である健康生きがいづくりアドバイザーへの支援活動の一環としてきました。10年の歴史を誇る貴重な勉強の場を、本年度からは生きがい情報士のみなさんも一緒に盛り上げてまいりましょう。今までに取り上げたテーマは「メンタルヘルス」「企業の福利厚生」「コミュニケーション・スキル」「論理療法」「介護保険」「住環境」「インターネット」「経済学」など実に多岐にわたります。8月と10月の詳細は下記の通り決定していますので、是非ご参加ください。

第55回健康生きがいづくり支援活動研究会

日時:平成14年8月27日(火)18:30~20:30
テーマ:健康日本21と健康生きがいづくりアドバイザーの役割
講師:中嶋研二氏(財団認定登録生きがい情報士講師)
内容:平成12年4月からスタートした第3次国民健康づくり運動(通称:健康日本21)は、いよいよ今年度から各地方自治体のプラン作りが始まります。この運動が成功するか否かは、自主的グループ活動にかかっています。健康生きがいづくりアドバイザーも健康日本21の趣旨をよく理解し、活動の輪を広げたいと思います。

第56回健康生きがいづくり支援活動研究会

日時:平成14年10月29日(火)18:30~20:30
テーマ:多様化するライフプラン経済から生きがいへ
講師:袖井孝子氏(お茶の水女子大学生活科学部教授)
内容:三木首相の「ライフサイクル計画」が公表された1975年以来、いくつかの生涯生活設計計画が公表されたが、それらは、何歳までにいくら貯めるか、何歳で家を持つか、定年後にはいくら必要かなど、経済生活の設計にかかわるものが多数を占めていた。しかし、先行き不透明な今日、先を見越した経済生活の設計は難しい。価値の多様化やライフコースの多様化が説かれる今日、画一的なモデルに自分を当てはめることなく、個々人の価値観に合わせた、多様な生き方の設計をすることが必要ではないだろうか。

※会場は共に商工会館6階6G会議室です。
※定員は共に60名です。お早目に財団事務局(TEL03-3818-1451、FAX03-3818-3725)までお申し込み下さい。

これからの予定

7月13日(土)
養成校説明会1(13:30~15:30)[弘済会館]

8月6日(火)7日(水)8日(木)
講師養成研修会[東京福祉専門学校第2校舎]

8月24日(土)
養成教育研究会1(10:00~12:00)[弘済会館]
認定登録者勉強会1(13:30~15:30)[弘済会館]
生きがい情報研究会1(15:30~17:30)[弘済会館]

8月27日(火)
支援活動研究会(18:30~20:30)[商工会館]

9月21日(土)
養成校説明会2(13:30~15:30)[弘済会館]

10月29日(火)
支援活動研究会(18:30~20:30)[商工会館]

11月9日(土)
養成校説明会3(13:30~15:30)[弘済会館]

11月30日(土)
養成教育研究会2(10:00~12:00)[弘済会館]
認定登録者勉強会2(13:30~15:30)[弘済会館]
生きがい情報研究会2(15:30~17:30)[弘済会館]

1月11日(土)
養成校説明会4(13:30~15:30)[弘済会館]

1月18日(土)
資格審査試験日[各養成校]

3月1日(土)
養成教育研究会3(10:00~12:00)[弘済会館]
主任教員研修会(13:30~15:20)[弘済会館]
研究集会(15:30~17:30)[弘済会館


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